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インチクとは

なぜ、これに魚が食いつくのか。

誰もが疑問に思うであろう、不思議な形状をしたインチク。
弾丸のような形をした光るナマリ(もしくはタングステン)の側面から、
タコベイトを装着した鈎が斜めに飛び出している。

こんな餌には似ても似つかない格好ながら、根魚、マダイ、青物と、対象魚を選ばず
恐ろしいほどよく釣れるため、にわかに脚光を浴びているルアーである。

聞くところによると、インチクは数十年以上も前から、漁師が普通に漁に使っていたものらしい。
名の由来は、魚を騙して釣るという意味のインチキから派生してインチクとなったという説、
それから、竹のような形のナマリを引っ張るから、引竹と呼ばれるようになったという二つの説がある。

インチクをナマリの部分とタコベイトの部分に分けて考えると、
前者は魚を誘う役目、後者は食わせる役目と担っていると言える。
ナマリの部分は光るほどよく釣れるというのが定説で、昔はナマリが黒ずんできたら、
ナイフや包丁の背などで擦って光らせていたそうだ。
この部分は回転しすぎるとよくない。
いかに回転を抑え、ちょうどうよいきらめきを発するようにするかを
各メーカーが工夫を凝らしているところである。
そうして絶妙のフラッシングに吸い寄せられるように集まった魚は、
ゆらゆらと食い気を誘うタコベイトに思わず飛びついてしまう。
ナマリとタコベイトの見事なチームプレー。

伝統漁具から進化したインチクは、考えつくされたルアーなのである。


(写真左)脇漁具製作所の丸子鉛ジグSE-23
(写真右)アウラゲームの爆TICK(バクチク)



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